薬剤師のブランクがあっても派遣で働けるところはあるのかな？
ブランクありの薬剤師の派遣の求人を探している！
こんな人はちょっと待ってください。
薬剤師でブランクがある人には派遣はおすすめしないし、できません。
なぜ、ブランクのある薬剤師に派遣をおすすめしないのか？また、どれくらいのブランクなら派遣でもいいのか？について解説していきます。
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Contents
なぜ薬剤師のブランクがあると派遣はダメなのか
薬剤師の復帰は派遣は特定の人以外はおすすめしません。
その理由は大まかに分けて以下の2つです。
- 派遣は即戦力を求めるから
- 人の命を扱う職業だから
具体的にこの2つについて解説します。
派遣は即戦力を求めるから
派遣というのはアルバイトやパートと違ってプロを派遣するというのが大命題です。
つまり、即戦力でないと意味がないんです。
現場にやってきてすぐにバシバシ処方箋を出して薬を処方箋通りに処方できる人でないと高いお給料を出せません。
だからこそ派遣の給料って高いんです。
イメージ的にはプロ野球などにやってくる助っ人外国人みたいな感じですね。
ブランクがあると薬の知識が変わっていたり、薬事法が変わっていたりでその誤差に慣れるまでが大変です。
特に2012年に改訂されたジェネリック医薬品の一般名処方よりも前に薬剤師を辞めてしまっていたら、それを覚えるまで戦力になりません。
派遣ではそれを待っていられる程悠長ではないので、ブランクがあるのであれば派遣はおすすめできません。
人の命を扱う職業だから
他の職業と違って医療関係は人の命を預かる職業だから派遣はおすすめできません。
ご存知の通り薬はムリヤリ人の悪い細胞を変えて正常に戻そうとするものです。
正常な人に投与した場合、毒にもなりえるので、ミスが許されない職業です。
しかし、派遣の場合はブランクを埋められる程のサポートが無いのが当たり前なので、ブランクが長いとミスをしてしまう可能性があります。
ブランクがあってもやっていけるという自信があってもいざ現場に立ってみると全然うまくいかないという事は珍しくないので、ブランクが長いのであれば派遣はおすすめしません。
薬剤師のブランクは期間によっては派遣もアリ
上記で薬剤師のブランクがあるなら派遣はナシと言いましたが、それでもブランクの長さによっては私はアリだと考えています。
具体的にはどれくらいのブランクがあるのなら派遣でも大丈夫なのかをご紹介します。
ブランクが2年以内なら派遣でイケる
ブランクが2年以内なら派遣でも十分にイケます。
その理由が調剤報酬の改定サイクルです。
2年に1回変わるので、その期間以内であれば問題なく現場復帰できるので、派遣として復職する事も十分できるでしょう。
ただし、あなたが思っているよりもブランクって思わぬところで出てきます。
よく処方する薬ならパッと見てすぐに思い出せるでしょうが、あまり処方する機会のない薬だとド忘れしてしまってテンパるなんて事もあります。
と、言う訳で就業する前は普段あまり扱わない薬を中心に勉強しておくと良いでしょう。
ちなみに勉強方法については薬剤師のブランクは研修で解消しようの記事でも少し触れているので、そちらも参考にして下さい。
また、勉強本についての記事もおすすめですよ。
参考記事：薬剤師のブランクの勉強本まとめ
薬剤師のブランクが3~8年くらいなら場所によっては派遣OK
薬剤師のブランクが3年~8年ある場合は派遣でもOKの所はありますが、基本的にはパートから始めた方が良いでしょう。
3年以上のブランクがある＝ガイドラインが改訂されているという事が最も大きな理由です。
ガイドラインが変わっていればそれを覚える必要がありますし、新薬が出ている可能性もあるので、即戦力で働く事を求められる派遣は少し大変なのではないかと思います。
それに現場に立ってブランクがあれば、間違った古い知識と新しく覚えた知識を混同してしまって間違えた情報を患者さんに伝えてしまう可能性もあります。
しかし、薬剤師のブランクが3年~8年あったとしても求人はそこそこあるので、就職できない訳ではありません。
ただ、「ブランクがある」という事を派遣会社や派遣先の薬局などに伝えておくことでスムーズに働けるようになるでしょう。
8年以上薬剤師のブランクがあるならパート
8年以上のブランクがあるのなら派遣はおすすめしません。
なぜならその間に大きな改定があったからです。
2012年にジェネリック医薬品の一般処方が始まって以降、薬局でも必ずと言っていい程、「ジェネリック医薬品を希望しますか？」と聞かれるようになりました。
これは8年以上前には無かったことです。
今でこそ、スムーズにどの薬局も処方していますが、変わったばかりの2012年当時はぶっちゃけた話、現場は阿鼻叫喚でした。
「この薬何？何のジェネリックなのー！？」
「このジェネリックの在庫どこー！？」
てんやわんやで行われていたのをよく覚えています。
8年以上のブランクがある場合は現場でこの様な事態になってしまう事が目に見えているので、しっかりとサポートを受けられるパートやアルバイトを経て慣れてから派遣という道をたどっていくのがおすすめです。
ブランク年数別おすすめの派遣薬剤師求人サイト
ブランクの年数別におすすめの業務形態が分かった所で求人が見つからないと話になりません。
と、いう事で上記で挙げたブランクの年数別におすすめの求人サイトをご紹介します。
とは言え、大きく分けると2年なので、そこを基準にご紹介します。
2年以上のブランクがある方におすすめの求人サイト
2年以上のブランクがある方におすすめのサイトは薬剤師転職ドットコムです。
どこから見つけてきたんだろう？と思う様な条件の良い求人があるサイトで、私も最終的にはココで見つけた求人にお世話になりました。
正社員からパート、アルバイトまで様々な形態の求人が揃っているので、全ての人におすすめできます。
- すごく条件のいい求人が揃っている
- 求人票だけじゃわからない現場の雰囲気を教えてくれる
- 正社員からパートまで様々な業務形態の求人がある
東証一部に上場しているメディウェルの運営する転職サイトなので、信頼性も高いです。
2年未満のブランクの方におすすめの求人サイト
2年未満の方におすすめのサイトはこちらのお仕事ラボです。
2年未満であれば派遣を積極的に申し込めて、配属されてもスムーズに働けます。
従って派遣をガンガン推している求人サイトが良いでしょう。
求人の良さもさることながら就職先と面接だけで交通費として3万円も支給してくれるのが魅力的すぎます。
- 就職先と面接だけで交通費として3万円支給
- コンサルタントがミスマッチしない様に積極的に動いてくれる
- 大手薬局チェーンの子会社で安心感がある
ブランクのある薬剤師に派遣をおすすめしない理由まとめ
ブランクのある薬剤師に派遣をおすすめしない理由についてまとめると
- 派遣は即戦力を求め、命を扱う職業だから
- ブランクの年数によっては派遣もできる
という事になります。
長いブランクがあっても薬剤師自体には復帰できますし、少しアルバイトやパートで実績を積めば高い時給の派遣にも登録できますから安心してください。
なんだったら20年のブランクでも薬剤師に復帰できますからね。
その辺りについては別記事でも書いているので、気になる方はそちらの記事も読んでみてください。
参考記事：薬剤師のブランクが20年でも復帰する方法
参考記事：薬剤師のブランクは研修で解消しよう
ブランクありの薬剤師転職に強いおすすめサイトをランキングにしてご紹介しているので、そちらも参考にして下さい。
